アラスカンマラミュートの莱夢のものがたり「第28話 スキージョアリングに挑戦」です。

アラスカンマラミュート Prime Snow 〜莱夢といた日々〜

 第28話 スキージョアリングに挑戦 

 お友達のMacさんに誘われ、スキージョアリングをしながらスノーハイキングに行ってきた。スキージョアリングとは、ワンコに引いてもらいながら雪上を滑走するドッグスポーツのこと・・・。おもにクロスカントリースキーやテレマークスキーを履いて行い、タイムを競ったりする。でも、今回はスポーツというよりも、ワンコと一緒にハイキングをするのが目的だった。

 前日からペンションに泊まりこみ、打ち合わせを兼ねた宴会で盛り上がった。ワインと鹿刺しがとっても美味しくて、ついつい飲みすぎちゃったママ。肝心の打ち合わせもバッチリ!当日はマラミュート8頭という大所帯。メンバーはMacさんのリキ君、ボス君、レオ君。ペンションオーナーのクーちゃん。そのお友達のフキちゃん。Mori爺さんのマックス君、キャロットちゃん。そして莱夢。初対面の子も多いので、ケンカやトラブルを避けるように注意を払う必要がある。ケンカにならない程度の距離を置き、基本的には1列になって歩く方針になった。

アラスカンマラミュート 画像 当日ゲレンデ着くと、まずはレンタルでスキー板を借りた。今回の板は「テレマークスキー」と言って、エッジがあるタイプ。靴はノーマルスキーとほぼ同じ硬くてゴツイ靴だった。ただし、かかとはフリーなので歩くのは(そんなに)苦にならなかった。レンタルしたりベルトやラインを装備している間にも、私たちに注目が集まりだした。これだけデカくて怖い顔のワンコが8頭もいたら、そりゃあちょっとね・・・。さっそく警備の方に注意され、速やかにゲレンデに隊列を組んで移動・・・。でも、なかなか「速やかに」とは行かない。ほとんどのメンバーが初心者だし、ワンコと自分を繋ぐラインが絡んで転んだり、板が思うように履けなかったり、もぉ大変!また、私たちのブランチを乗せたMac家の犬橇が組みあがっておらず、結局パトロールの方に誘導されながら2組に分かれて行動することになった。なんと!クロスカントリーのコースまで、板を抱えてゲレンデを登ることに・・・・。莱夢はリードがなくても付いて来る子だから、煩わしいラインで繋ぐ必要はなかった。でも、やはりゲレンデだし、パトロールの方の手前放す訳にもいかず、ラインで繋がったまま斜面を登った。これがシンドイのなんの!板は重いしストックはバラけるし、莱夢はほかのワンコと遊びたがってはしゃぐし、ようやくコースの入口に着いた時は、早くも汗だくで息切れで座り込んでしまった。やがて遅れてきたMacさんの犬橇隊(引くのはリキ君とボス君)も合流し、いよいよスノーハイキングに出発!

アラスカンマラミュート 画像 「緩やかな登りを莱夢に引かれて楽々滑っていこう!」という、甘い期待は見事に裏切られた。確かに莱夢は私の前を歩いてくれるし、ラインもピンと張っているんだけど、でも決して引っ張ってはくれなかった。(x_x)私が雪を漕ぐのをやめて後方からの負荷がまともにかかると、莱夢も立ち止まって「なに?」って振り返っちゃう・・・。で、私は「莱夢、上手だね。すっごくいい子ね。GO!GO!引いて引いて!!」と励ましつつ、実は必死に手足を突っ張り、緩やかな登り坂を自らの力で進むのだった。くうぅ〜!!体力のない私は次々にメンバーに追い越され、しまいには最後尾から遅れてやってきたレオ君にも追い抜かされてしまった。

 でも、莱夢にも「偉いぞ!」って思うことがあった。ほかの子が飽きてきて、立ち止まったりコース端でオシッコしたりしている中、常に真っ直ぐ進み、寄り道せずにどこまでも歩いてくれる。(引っ張ってはくれないけど・・・・)あゆみは遅いけど、確実に着実にコースを進んでくれた。休憩したりラインが絡んで転倒しているメンバーを尻目に、とうとう先頭の犬橇に追いついた莱夢だった。ちょうど下りにさしかかり、莱夢もまだまだやる気なのでそのまま先頭を歩いた。後方からは、リキ君とボス君が引く橇が迫ってくる。莱夢のお尻目掛けて(!?)力走する2頭!追いつかれないように莱夢を励ましつつ、下りをスイスイ滑る私たち。すごく気持ちいい♪

アラスカンマラミュート 画像 途中、青空のもと、雪に座ってビールを飲み、ちょっと小休止!静かな林間コースは、針葉樹の緑とどこまでも高く澄んだ青空と真っ白な雪のコントラストが鮮やかで、とっても気持ちのいい空間だった。ほかのメンバーが追いつくのを待ってからコース出口に向けて出発。

 コース出口では待望のランチタイム。今回のメニューはチーズフォンデュとおにぎり、ワイン、温かいコーヒーなど。リキ君達が引いてくれた橇から道具を出し、さっそく準備。さて、問題はワンコ達。万が一ケンカにならないよう、ある程度の距離を保つ必要があるのだけど、どこに繋ごうか・・・・?幸いにもコース沿いに数本の木立があり、それぞれ繋留することができた。みんな木の根元で座ったり寝転んだりして、静かに過ごしていると言うのに、我が家のワガママで甘えん坊な莱夢嬢はママを呼んで大騒ぎ!あまりに「ウォーーーン」とやかましいので、仕方なく一番近くの木に繋ぎとめ、独りだけ「えへ!ママの近く」と、美味しい位置についたのだった。しょうがないな、もぉ〜。

 今回ははじめてのジョアリングで、莱夢は気持ちだけ引っ張ってくれていたものの、実際にはママが必死に歩くという結果だった。でも、莱夢が真っ直ぐ素直に進むことも、意外と持久力があることも判り、とても有意義だった。何よりも、自然の中を犬たちと一緒に、のんびりとハイキングができて本当に楽しかった!来年もまたぜひみなさんと一緒に参加したいな。でも莱夢ちゃん!もうちょっとパワーアップして、ちゃんと引っ張れるように練習しようね!